ひじきのダイエット効果

和食メニューの副菜としてよく出されるひじきの煮付け。
その他にもひじきはサラダに入れたり、炊き込みご飯に入れたりと使い勝手のよい食材です。
春に旬を迎え、乾燥したものではなく生のひじきも多く出回ります。昔から健康食品として親しまれてきたひじきは、ダイエットにもとても役立つのです。
そこで今回は「ひじきダイエット」について、詳しくご紹介していきますね!
目次
ひじきの持つダイエット効果
ひじきは海藻の一種なのでローカロリーで、1食分5g程度で5~7kcalしかありません。
低カロリーなうえ、ダイエットに役立ってくれる栄養素をたくさん含んでいるので、詳しくご説明していきますね。
食物繊維による整腸作用と脂質&糖質の吸収抑制効果
ひじきの成分の半数は食物繊維が占めるほど、ふんだんに食物繊維を含んでいます。
食物繊維がが豊富な野菜としてあげられるごぼうの約7倍もの量を誇り、腸内で善玉菌のエサになり活動を活発化させ、環境改善に役立ちます。
老廃物も排出しやすくなり、便秘改善にもつながるのです。
さらに食物繊維は腸内で脂質や糖質に吸着して吸収を阻害し、太りにくくする働きもあります。
水分と一緒にひじきを摂れば、胃の中で食物繊維が膨張してくれるので、満腹感を得られやすなり、食べ過ぎを防いでくれるうれしい効果もあるんです。
カリウムによるむくみ改善効果
ひじきはカリウムも栄養素として持っており、体内の余分な水分や塩分を排出してくれます。
その作用のおかげで、むくみの改善や予防ができるのです。
食物繊維の働きとともに、老廃物を排出しやすい体づくりをしていけます。
タンニンによる中性脂肪の減少効果
緑茶などに含まれるポリフェノールのひとつであるタンニンをひじきからも摂れます。
タンニンは血液中のコレステロールを減らしたり、中性脂肪を分解してエネルギーに変えやすくしたりする働きがあります。
落としづらい中性脂肪もひじきを食べることで、減らしていくけるのはうれしいですよね。
ヨウ素による基礎代謝UP効果
ひじきに含まれているヨウ素は食事から摂ったタンパク質・脂質・糖質をエネルギーに変える働きを促進する力があります。
エネルギー代謝が活性化されると、普段と変わらない生活でもエネルギーがたくさん消費されるようになるので、痩せやすい体へと変化していけるのです。
カルシウムによる肥満予防効果
ダイエットにカルシウムが影響してるってあまり考えたことがないかもしれませんが、実は深い関係があるのです。
毎日の食生活で十分にカルシウムが摂れていれば問題ないのですが、不足すると太りやすい体になってしまいます。
脂肪が溜まりやすくなったり、体温が下がって基礎代謝も悪くなったりとカルシウム不足で引き起こされる弊害はいろいろあるのです。
でも牛乳の12倍ものカルシウムを含むひじきなら、効率よくカルシウムを摂取できるのでその心配もなく、ダイエット効果を取り入れられます。
ひじきダイエットのやり方
ひじきダイエットはとても簡単なダイエット方法で、毎日の食事にひじきを取り入れるだけです。
1日分を3~5g程度にして、メニューに加えてください。
満腹感を早く得られるように、食事のはじめにしっかり噛んでいただくようにしましょう。
お味噌汁やスープなどに入れて、水分も一緒に摂れば胃で膨れやすくなりますよ。
ひじきダイエットの注意点
とても簡単なひじきダイエットですが、次の点には気をつけて行うようにしてください。
ひじきばかりを食べない
ダイエット効果を早く実感したいからと、ひじきだけで置き換えダイエットしたり、ひじき中心の食事にしてカロリーや栄養素を極端に減らしたりするのはやめましょう。
体に負担になりますし、リバウンドやどか食いの原因になります。
ダイエットは毎日のバランスの良い食事が基本です。
市販のお惣菜ばかりを食べない
スーパーやデパ地下で売っているひじき煮などは、美味しくするために砂糖やお醤油をたっぷり使った濃い味付けになっています。
ひじき自体のカロリーは低くても、調理法や調味料の使い方で高カロリーメニューになってしまっては、ダイエットの意味がありません。
甘辛い含め煮などは自分で調理するか薄味を探すかなどして、工夫しましょう。
後ほど、簡単にできるひじきレシピもご紹介するので参考にしてください。
戻し汁や茹で汁は使わない
ひじきなどの海藻類には発ガン性物質である無機ヒ素が含まれています。
ですが、この無機ヒ素は水に溶ける性質があるため、乾燥ひじきを水から入れて沸騰させてから5分程度茹でて水洗いすれば、大半は水と一緒に流れ出ます。
栄養分を損ないたくないからと、戻し汁や茹で汁まで使って調理するのはやめましょう。
カンタンに作れる!ひじきメニューレシピ
美味しく続けやすいレシピをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ひじきこんにゃくサラダ
<材料>1人分
- ひじき…大さじ1/2~1
- 生食用のこんにゃく…30g
- レタスや水菜、プチトマトなどお好みの野菜…適量
- ポン酢…適量
<作り方>
- 水を入れた小鍋にひじきを入れ沸騰してから5分間茹でたら、ひじきを水洗いしてザルで水気を切る。
- 生食用のこんにゃくと野菜を水洗いし、食べやすい大きさにカットする。
- サラダボウルに材料を盛りつけ、ポン酢(or好みのドレッシング)をかければできあがり。
<ワンポイントアドバイス>
こんにゃくと一緒にひじきを食べるようにすれば、さらにダイエット効果が高まります。
満腹感もアップするので、食事量を減らしてローカロリーで済ませるようになるのです。
市販のドレッシングは高カロリーなので、ポン酢に少量のオリーブオイルやごま油を追加したり、味噌や梅ペーストを入れたりして味の変化を楽しんでください。
タンパク質を補うためにノンオイルツナをトッピングしたり、お豆腐や納豆を混ぜても美味しくいただけます。
ひじきを戻す時は多めに茹でて、冷蔵庫にある野菜や食材を活用してレシピをアレンジしていってください。
中華風ひじきスープ
<材料>1人分
- 戻したひじき…大さじ1~2
- 豆腐…30~40g
- 卵…1個
- ごま油…少々
- 水…150~200cc
- 鶏がらスープ…小さじ1
※お好みでしょうゆや塩・コショウ - 小口切りしたネギ…適量
<作り方>
- 小鍋にごま油を少し入れて、ひじきを軽く炒める。
- ひじきに火が通ったら、水と鶏がらスープと豆腐を入れてひと煮立ちさせる。
- 卵を割って、溶き卵をつくる。
- 沸騰したら火を止めて、溶き卵を流し入れる。
- 味をみて薄ければ、しょうゆ・塩・コショウで整える。
- ネギを散らしてできあがり。
<ワンポイントアドバイス>
豆腐を長芋やはんぺんに変えたり、冷蔵庫の余り野菜を入れたりといろいろアレンジしてください。
時間が無い朝などは、カップにお湯150cc、鶏がらスープ小さじ1、戻したひじき大さじ1、チューブのすりおろしショウガを適量入れて混ぜれば、即席スープができますよ。
ひじきをいつもの食事に取り入れるだけの「ひじきダイエット」について、ご紹介しました。
カンタンに始められて、続けやすいダイエット方法です。
ご紹介した以外にもひじきレシピはたくさんありますので、調理も楽しみながらダイエットしていってくださいね!
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