皮下脂肪よりも内臓脂肪の方が落としやすいって知ってた?

脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪の2つがありますが、落としやすさに違いがあるのをご存じでしょうか?
実は、メタボ検診などで問題となる内臓脂肪の方が落としやすいんです。
そこで今回は、皮下脂肪と内臓脂肪の違いや、脂肪のつく原因、落とし方などを徹底解説!
両者の特性を理解して、ダイエットに役立てていきましょう♪
目次
皮下脂肪と内臓脂肪の違いとは
それではまず、皮下脂肪と内臓脂肪の違いについて、チェックしていきましょう。
皮下脂肪とは
皮下脂肪とは、全身の皮膚の下にある脂肪細胞です。
私たちが目で見て確認することができて、手でつまむことができる部分。
女性につきやすく、主に外気の寒さから体温を保持したり、衝撃から体内組織を守る役割があります。また、生命に必要なエネルギーを貯蔵しておくのも皮下脂肪の働きです。
一度つくとなかなか落ちてくれないのも、皮下脂肪の特徴です。
内臓脂肪とは
一方、内臓脂肪は腹部の内蔵の周りにつく脂肪なので、目で見て確認することができません。
ウェスト周りを計って簡易的に診断しますが、より正確に確認するにはCTスキャンでの断面映像が必要です。
一見、痩せてみえてもウェスト周りに脂肪がたくさんついている、いわゆる「隠れ肥満タイプ」の方は、内臓脂肪型の肥満。
内臓脂肪は、内臓の位置を正しく保ったり、衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。
男性や閉経後の女性につきやすいという特徴があります。
皮下脂肪に比べてつきやすく、落としやすいのが内臓脂肪です。
それぞれの脂肪がつくと、どんなデメリットがある?
皮下脂肪も内臓脂肪も、体を守るために重要な役割を果たしていますが、過剰に増えすぎると問題が起きてしまいます。
それぞれの脂肪が過剰についてしまったときの、デメリットをチェックしていきましょう。
見た目に影響大!皮下脂肪のデメリット
皮下脂肪が過剰についてしまうと、次のようなデメリットがでてきます。
- 見た目が影響がでてくる
- 運動をするのが辛くなる
目で確認できる皮下脂肪が過剰に増えると、太って見えてしまい、見た目に影響が出てきます。
もし増えた皮下脂肪が代謝されないと、醜いセルライトになってしまうことも……!
そのため、見た目をスリムにしたいと思っている方は、皮下脂肪を減らす必要があります。
皮下脂肪が過剰に増えると、日常の動作や運動がきつく感じられるようになります。
運動すると膝や腰に負担がかかることも。
実は怖い!内臓脂肪のデメリット
一方、内臓脂肪が過剰に増えてしまうと、糖尿病や高脂血症、高血圧、痛風などの「生活習慣病」を誘発!
さらに、これらの生活習慣病は、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を進行させてしまうので、それぞれが軽度でも大きな病気に繋がる可能性があるのであなどれません。
これらの生活習慣病の重なりが起こっている状態を、近年よく耳にするようになった「メタボリックシンドローム」と呼びます。
メタボリックシンドロームは、腹囲が男性で85cm、女性で90cmをオーバーしていて、さらに、血清脂質、血圧、血糖での基準値が2つ以上当てはまっている場合に診断されます。
見た目に悪影響を与える皮下脂肪と違い、内蔵脂肪の過剰増加は病気と直結しているため、社会的にも問題視されており、メタボ予防が呼びかけられているのです。
皮下脂肪がつく原因と落とし方
それでは次に、見た目に影響を与える皮下脂肪がつく原因と、その落とし方について見ていきましょう。
原因は食べ過ぎと運動不足!
人類の長い歴史の中で、食べ物に困らなくなったのはつい最近のこと。
長い飢餓の時期を乗り越えてきた人類の体には、「飢餓に備えて蓄える」という機能がついています。
そのため、食べ過ぎや運動不足により、摂取したエネルギーが消費しきれなかった場合に、皮下脂肪として蓄積されていきます。
皮下脂肪の効果的な落とし方とは?
皮下脂肪は、時間をかけて徐々に蓄積されていくものなので、落ちるのもゆっくり。
短期間で落とそうとはせずに、長期的なダイエットで確実に減らしていきましょう。
- 食事制限
- 運動
- マッサージ
- キャビテーション
長期的なダイエットでは、ただやみくもに食事を減らしてはいけません。
栄養バランスのよい食事を、腹8分目にするなどして、体に良い栄養素をしっかり摂取していくことが大切。
栄養バランスを崩すと、皮下脂肪が落ちるまでにリバウンドを起こしてしまい、結果的に筋肉だけが減って体脂肪率が上がってしまうことがあるためです。
脂っこい食事や炭水化物だけの食事、過度のアルコールなどは避けて、良質なたんぱく質や野菜類、キノコ類や海藻類などもバランスよく摂取していきましょう。
皮下脂肪を落とすためには、適度な運動も大切。
有酸素運動と筋トレで根気よくアプローチしていきましょう。
有酸素運動+筋トレ
皮下脂肪を燃やすには、有酸素運動と筋トレを組み合わせると効果的!
脂肪は、ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリング、エアロビクスなどの有酸素運動で燃焼します。それに加えて、筋トレで筋力を増やしておくと、基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすくなります。
ラインも引き締まるので見た目もカッコよくなりますよね。
皮下脂肪が落ちるまでには、時間がかかるので、心身に負担のないよう続けていくことが大切です。
また、皮膚のすぐ下にある皮下脂肪は、内臓脂肪と違ってマッサージすることも可能。
マッサージをすることで、血行が良くなり、皮下脂肪の燃焼を助けることができます。
また、リンパの流れがよくなると老廃物が回収されやすくなり、セルライトの予防にも繋がります。
リンパマッサージの詳しいやり方は、こちらに記載されていますので、合わせて読んでみてくださいね♪
「運動や食事制限が苦手!もっとラクして皮下脂肪を落とした〜い!」
という方には、エステで施術できる「キャビテーション」もおすすめ。
超音波で脂肪を溶かして、体外に排出しやすくなる施術です。
気になるパーツだけにアプローチできるのもうれしい魅力!
詳しくご覧になりたい方は、こちらをお読みください。
内臓脂肪がつく原因と落とし方
内臓脂肪はつきやすくものの、落としやすいというメリットもあります。
健康維持のためにも、食事制限と有酸素運動で落としていきましょう。
その際、体重ではなくウェストが何cm減ったかを基準に、チェックしていきましょう。
- 食事制限
- 有酸素運動
内臓脂肪を減らすためにも、食べ過ぎないことは大切です。
その際にも、栄養バランスのよい食事は必須!
揚げ物やお菓子を控えるとともに、炭水化物を少量にコントロールして、良質なたんぱく質や野菜類、キノコ類や海藻類などもバランスよく摂取していきましょう。
また食べる順番を意識することも有効です。
野菜から先に食べることで、同じ食事の内容でも血糖値の上昇を緩やかにできて、脂肪を溜め込みにくくすることができます。
有酸素運動は内臓脂肪にも効果的!
定期的な有酸素運動をして内臓脂肪を減らすことで、メタボ予防を心がけていきましょう。
運動が苦手な方も、ウォーキングやスロージョグはトライしやすい有酸素運動!
ストレス解消にもなるので、適度な運動を習慣化して、心身の健康をキープしてみませんか。
皮下脂肪も内臓脂肪もしっかり落とせるパーソナルトレ―ニングはダイエットへの最短距離
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皮下脂肪と内臓脂肪、両者の脂肪の違い、ご理解いただけましたでしょうか。
内臓脂肪は生活習慣病を招くリスクの高いものですが、食事制限や運動で減らしやすいという特徴があります。
そして皮下脂肪はより根気よく長期的なダイエットが効果的。
健康で美しくあるためにも、皮下脂肪と内臓脂肪が増えすぎないように、コントロールしてきましょう。
