スッキリ足痩せ。むくみの原因と解消法

1日が終わると、足がパンパンにむくんで、ゾウのような足に・・・。
こんな見た目に落ち込むのもさることながら、これを放置しておくといずれセルライトになり、太い足のままになってしまいますし、むくみが酷くなると痛みが生じることもあります。
また、単なるむくみではなく病気の可能性も!
今回は、なぜむくのか?そのメカニズムや原因を見ながら、むくみの解消法を紹介していきます。
目次
なぜ、むくむ?そのメカニズム
トクトク・・・心臓が絶えず脈を打っていますね。
この拍動で、血液が栄養素や水分などを体の隅々まで送っています。
そして体は、細胞などに余分な水分が溜まらないように、血液やリンパ液などを通して水分を排出させる働きが備わっています。
しかし、何らかのバランスが崩れて、水分が流れず留まってしまった状態がむくみです。
さらに、このむくみをそのままにしておくと、溜まった老廃物や水分が、脂肪細胞にくっ付いてセルライトになってしまいます。
こうして、むくみかセルライトか分からないような太い足ができてしまうのです。
むくみの原因は?
では何が一体、むくみの原因なるのでしょうか。
実はむくみには一時的なものと、慢性的なものがあります。
早速見ていきましょう。
【一次的なむくみ】
主に、生活習慣に問題があることが多いです。
それではどのようなものがあるのでしょうか?
①同じ体勢を続ける
座りっぱなしや立ちっぱなしなど、同じ体勢を続けると、血液がそれだけ滞りやすくなるのです。
②冷えによる血行不良
冷えることで足の末端の血管が細くなり、血液が届かなくなります。
そのため、水分が流れなくなるのです。
冷えは冬場が顕著だと思われがちですが、夏場のオフィスなど冷房が効いて、薄着などにより足元が冷えることでも起こります。
③運動不足による血行不良
ふくらはぎは第2の心臓ともいわれ、血液を心臓へ返す役割を持っているのです。
これが運動不足などによって筋力が弱まると、心臓へ送り返す機能が低下してしまいます。
④塩分のとり過ぎで、水分過剰に
塩分をとり過ぎると、塩分を排出しようとより水分が必要になり、結果的に多くの水分が体内にとどまることになるのです。
⑤アルコールのとり過ぎ
アルコールは利尿作用もあるのですが、そのアルコールを分解するために大量の水分が必要になります。
そのためアルコールを大量にとると、体は危険と判断して、水分をため込むように調整するのです。
⑥自律神経の乱れ
睡眠不足やストレス、空調の効いたオフィスなどで汗をかかないことにより、自律神経の働きがうまく行かなくなると、水分の代謝機能が落ちてきます。
⑦ダイエットなどによる栄養素不足
カリウムなどのミネラル成分やたんぱく質が足りなくなると、むくみが出やすくなるのです。
【慢性的なむくみ】
一次的なむくみに当てはまらず、何日も続くような場合は病気の可能性があります。
①肝臓の病気
肝臓で血液中の水分量を保つアルブミンという物質が作れなくなり、血管内の水分が出てしまい、血液は流れが悪くなります。
その血管から出てしまった水分が、溜まってしまうのです。
②腎臓の病気
腎臓の機能が低下して尿として水分を排出することができなくなると、むくみます。
③心臓の病気
ポンプの役割をしている心臓ですが、この機能が弱まると血行が悪くなり、むくむのです。
④下肢静脈瘤
静脈弁が壊れて血液が溜まってしまう血管の病気です。
血液が流れないために、むくみをおこします。
慢性的なむくみは、早めに専門医を受診するようにしましょう。
むくみ解消
では、どのようにすればむくみを解消できるのでしょうか?
水分をとる
むくからと水分をとるのを控えてしまうと、却って水分不足から代謝が悪くなります。
適切な水分をとって、代謝をさせて余分な水分を出すようにしましょう。
目安は、1日2Lです。
座ってできるストレッチ
仕事中やTVを見ている間の、座りながらできるストレッチで習慣化してしまいましょう。
- 椅子に姿勢よく座る
- つま先は床につけたまま、ゆっくりかかとを上げていきます(座ったままつま先立ちになるようなイメージ)
- 上げきったら、ゆっくりかかとを下ろします
- 今度はかかとを床につけたまま、つま先を持ち上げていきます
- 上げきったら、ゆっくりつま先を下ろします
この動きを10回程度繰り返します。
1~2時間ごとにやるのが目安ですが、気が付いたらやるという感じでもOKです。
また、4番の動作の際、足首を外回り(10程度)、内回り(10程度)とぐるぐる回すと、さらに血行が促進されます。
食事を考える
味付けの濃いもの、スナック菓子、インスタント食品、外食中心の生活などは塩分が多くなりがちです。
塩分の多い食事は、水分をため込む原因になります。
薄味にする、塩分をとり過ぎない食生活に改めるなどしましょう。
塩分を排出させる働きのある成分に、カリウムがあります。
このカリウムをを多く含んだ食材
- アボカド
- ほうれん草
- にんにく
- えだまめ
- かぼちゃ
- バナナ(バナナダイエットを成功させる7つのポイントとは?)
- トマト(トマトダイエットでスリムボディを目指そう)
- 昆布
- ひじき
- 納豆
- アーモンド(海外モデルも実践!ナッツダイエットの効果とは)
- ピーナッツ など
野菜や豆類などは、カリウムが比較的多く含まれていますので、積極的にとっていきましょう。
また、お茶などを飲むことで、利尿効果が得られるものがあります。
これらを利用するのもよいでしょう。
- 黒豆茶(黒豆茶の効果 ダイエットにも効く)
- ウーロン茶(ウーロン茶(烏龍茶)ダイエットの効果)
- プーアール茶(プーアール茶ダイエット)
- どくだみ茶(どくだみ茶でダイエット!効果と作り方)
- コーン(とうもろこし)茶(コーン茶(トウモロコシ茶)ダイエットの効果)
- ルイボスティー(ルイボスティーダイエット)
- ハーブティー(ハーブティーダイエットの効果)
運動をする
ストイックに筋肉モリモリ!を目指す必要はありません。
ウォーキングなどの有酸素運動をして、ふくらはぎの筋肉を衰えさせないようにしましょう。
もし運動が難しいのなら、通勤やお買いものに出かける時に、歩く距離を増やすなどほんのちょっとの心がけで、変わってきます。
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足がスッキリしたら、体重が減った!なんてことも。
いろいろな方法がありますから、できることからはじめてみましょう。
続けることこそが、スリムへの近道です!
